ラ・ヴィアン・ローズ

第35話【手記】

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 マジェスティーには子供の頃から、毎日欠かさず日記をつける習慣があった。
 その日の出来事、心情などを簡潔に書きとめておき、後日、清書するという方法だ。
 日記をつけるのも、わざわざ二度手間を踏むのも、6歳以前の記憶がひどく曖昧であり、その当時の不安感がさせる、記憶の確認作業の意味である。
 日記をつけ、更に清書することで、それが確かに自分の記憶なのだと安心する。
 そして・・・、もしも再び記憶が曖昧になった時、自分が何者であり、何を考えて生きていたのかを知る術。
 活字でなく自筆するのもその為だ。
 自筆であれば、例え誰かが内容を改竄しても、それに何らかの疑問を抱けるであろうという、悲しい習慣だった。
 とはいえ、確認作業に過ぎなかった日記も、朱煌と出逢って以来、確認作業というより朱煌の成長記録の様相を呈し、思い出を噛みしめる楽しみに変化していったのだが・・・。



 以下、マジェスティーの日記よりの抜粋である。

                          ■

 クソおもしろくない。
 高城め、どこまで高飛車にものを言うか。
 「気が済んだら帰ってこい」だと? 「俺はいつでも、あそこで待ってる」だと?
 朱煌の家はここだ! 帰ってこいなどと・・・ええい、くそう。
 「あそこ」というだけで、朱煌に理解できると思っているのが気に食わん!
 なんだって俺が、そんな伝言を託されなきゃならんのだ!
 ・・・・・・おもしろくない。が、伝えない訳にもいかんしな。
 仕方ない。
 明日の朝食後のでも、伝えてやるとしよう。
 我ながら、まったく律儀でイヤになる・・・。

                           ■

 胸が痛い。
 高城の伝言を伝えた折の、朱煌の顔。
 静かに、満ち足りた目。
 ふと思う。
 私はあの子に、あんな表情をさせてやったことがあっただろうか。


                           ■


 瞳子というのは、不可思議な女性だ。
 どうもこう・・・言動に一貫性を欠く感が否めない。
 朱煌とすっかり和解したと思ったのに、突然思い出したように、朱煌に冷たくなる。
 かと思えば、それを詫びて泣き濡れる。
 情緒不安定と言おうか、今まで親子らしい生活をしてこなかったから馴染めないのか、振り回されている朱煌を見るにつけ、ヒヤヒヤする。
                
                          ―中略―



 クロスに、朱煌の満ち足りた表情を、初めて見た気がする・・・と言ったら、彼はあきれ果てて答えた。
「俺達はいつも見てたがね」
 取り残されたような気分で思わずムッときたが、クロスは苦笑まじりに続けた。
「身近すぎるとわからないもんかね? お前がさせていたんだろう。お前がいなきゃ、今頃、姫さんは単なる殺人マシーンの成れの果てだぜ」
 ああ・・・パパ・ジェスティーと、甘えて擦り寄ってくるあの子の表情を、鮮明に思い出す。
 そうだった。
 満ち足りた笑顔。
 私は毎日のように見ていたのではないか・・・。


                            ■

 渡英するレーヌに抱擁する朱煌を見る、瞳子。
 明らかな嫉妬の炎が閃いていた。
 その後のツンケンとした朱煌への態度は感心できないが、その感情そのものは、悪いものではないように思える。
 お茶やショッピングに誘っても無視されて、朱煌はすっかり落ち込んでしまったが。
 どうにも気の毒だったので、瞳子が何故ふてくされているのか、私なりの観察を聞かせてみた。
 納得したような、していないような、朱煌はまるで幼い子供のような目で私を見ていた。
 ああ、そうか。
 瞳子も子供。
 朱煌も子供。
 朱煌はこの先、成長するだろうが・・・瞳子はどうなのだろう。
 不安定で直情的な感情表現は、とても成熟した大人のそれとは思えないのだが・・・。
 高城に念の為、今までの経過をメールしてみた。
 返信はたった一言。
「ケンカでもさせてやれ」
 もっと熟考しろ!! メールして損した。



                            ■



 高城が嫌いだ。
 嫌いだが・・・朱煌を助けてもらった恩がある。
 違った。借りだ、借り。
 借りは返しておかないと、なんとなくムカつく・・・。
 朱煌と瞳子の傍を離れるのは多少不安であったが、これから先、ずっとくっついているわけにもいかないのだから、いた仕方あるまい。
 明日はレーヌが英国から帰るし、入れ違いに渡日することにした。



                            ■



 渡日延期。
 レーヌが帰ると知った途端、瞳子がまた荒れるようになったのだ。
 事あるごとに朱煌に当り散らす瞳子は、まるで意地悪な継母。
 それに耐えていた朱煌はシンデレラのごとき・・・であったが、突如、爆発した。
 手こそ上げないが、掴みかからんばかりの勢いで、瞳子に食ってかかったのだ。
 紅蓮朱雀のような理詰め論法でもなく、感情の赴くままに怒鳴り散らし、瞳子は完全に圧倒されていた。
 いつも、されるがままに耐え忍ぶ娘の、堰を切ったような反抗が、相当こたえているようだった。
 ふと高城からのメールを思い出す。
「ケンカでもさせてやれ」
 不本意だが、我慢ばかりの朱煌が不憫でもあったので、黙って成り行きを見守ることにした。
 自室に引籠もってしまった朱煌に、すっかりうろたえていた瞳子。
 部屋の前に佇む彼女の気配を察知できない朱煌ではないから、ドアはすぐに開いたが。
 「お母さん」と、朱煌が言った。
 「ごめんね」と、瞳子が言った。
 いつも通りの和解。
 レーヌが戻って、2~3日様子を見てから、日本に発つことにした。



                            ■


 
 日本に着いてすぐ、借りの清算。
 高城は不本意のようだが、こういう顔を見たかったのだ。
 ふん。実に清々しい。
 大体あの男は                 


                           ―中略―
 


 本陣の朱煌と瞳子の様子を伝え、私なりの結論を高城に話してみた。
 しばらく押し黙っていた高城が、くわえていたタバコを灰皿にねじつけて頷いた。
「その方がいいだろうな・・・。朱煌も薄々は気付いているはずだ」
 同感である。
 ただ・・・心の整理も容易くはつくまい。
 気長に説得し、その間に場所を探すとしよう・・・。
 どうでもいいが!!
「俺の女房のことで、気苦労かけるな」
 とは何だ!
 いちいちムカつく男だ!
 朱煌は私の娘だ!!
 なんだって朱煌はこんな傲慢極まりない男に


                            ―省略―



                             ■



 朱煌は思いのほか、落ち着いた様子で私の話に聞き入っていた。
 朱煌もやはり、瞳子の心の不安定さに危惧を抱いていたらしい。 
 私は専門医でないから何とも言えないが、戦場で精神破綻を来たした兵士を何人も見てきているから、これが杞憂だけでないのはわかる。
 朱煌も同じなのだろう。
「・・・でも、病院に入れてしまうのは・・・」
 漏れた呟きと、こぼれ始めた涙。
 入院云々は医師が決めることで、とにかく受診させなくては先に進まないから・・・と言うしかなかった。
 後はもう、泣いて震える朱煌を抱きしめるだけ。
 我ながら不甲斐ない。
 こんな時、高城ならどうしたのだろう。



                             ■






 ――――以上が、マジェスティーの日記のほんの一部である。
 

 瞳子が周囲の心配通り、神経症との診断を受けた。
 今、彼女はマジェスティーが厳選に厳選を重ねて招いたカウンセラーと主治医の元、将軍邸とは別棟に生活している。
 瞳子の症状を刺激するのは、他ならぬ朱煌であるという診断であった。
 故に、朱煌は医師の了承を得ないと、瞳子に面談できない状態になっている。
 初めて医師にそれを告げられた時、朱煌が丸一日部屋から出てこなかったのを思い出すと、マジェスティーの胸は今でも締め付けられる思いにかられた。
 近くて遠い距離の母子。
「朱煌」
 執務室のドアを開けると、朱煌が瞳子の住まう別棟を窓越しに眺めて佇んでいた。
「勝手に執務室に入り込むんじゃないと、何度も言っているだろう」
「だって、パパに早く見せたかったんだもん」
 少しふてくされたように口をすぼめ、朱煌がハンカチを差し出した。
 赤い薔薇の刺繍の施されたハンカチ。
「あのね、さっきね、母さんがくれたんだ。あたしの為に作ってくれたんだって」
 今日は面談の日だったのだ。
「そうか、よかったな」
 ソファに腰を下ろすと、朱煌が仔猫のように擦り寄ってきた。
「あのね、これ、あの人にも見せたい」
 朱煌の呟きに、彼女の頭を撫でていたマジェスティーの手が止まった。
 あの人・・・というのが誰を指し、それがどういう意味なのか、わからないマジェスティーではない。
「・・・そうか、行くか」
「・・・ん」
 朱煌が両手を広げたので、幼子を抱き上げるように抱き寄せる。
 18回目の誕生日が近いのだから、マジェスティーなりに覚悟はしていたのだ。
「パパ・ジェスティー、大好き」
「ああ、わかってるよ」
 ふと、書棚の日記の列に目が行く。
 朱煌が手元を離れる。
 これで、楽しみに変化していた日記も、また確認作業に戻るのだろうか・・・と。
 感慨深く、そして、やはり、寂しくもあり・・・。
 ついついじっと書棚に見入っていると、朱煌がそろそろとマジェスティーの腕からすり抜けた。
「朱煌?」
「読んでない!」
 そういうことか。
 変わらないイタズラ娘に、苦笑。
 まあ、ソファの上であるし。
 まあ、元々膝に近しい場所にいたわけだし。
 まあ・・・お定まりの展開、というヤツである。




 ヒリヒリするお尻を擦りながら子供のようなベソをかく朱煌の頭を、マジェスティーは愛しげに撫でた。
 大きくなった。
 だが、心素直な子供になった。
 この娘が愛おしい。
「これが最後のお仕置きであってほしいものだね」
「だったらしなきゃいいじゃん!」
 苦笑。
「そうじゃないだろ」
 
――――どうか。
――――どうか、この娘が。
――――ずっと幸せでありますように・・・。

 できうることなら、自分の手で幸せにしてやりたかった。
 守っていきたかった。
 けれど、この子は他の男の元に旅立つ。
「・・パぁパ?」
「・・・幸せになりなさい、朱煌」

――――「朱煌」

 久しく、そう呼んだ。
 もう、紅蓮朱雀ではない。
 従って、この子は、その心の均衡を保つ人格であった「煌」でもないのだから。

「――――はい」

 幸せになることに罪悪感を持ち続け、幸せになることを拒否し続けていた朱煌が、初めて、「はい」と微笑んだ・・・。




 高城善積、39歳。
 現在は本庁の捜査課に勤務する部長刑事である。
 デモに率先して加わり、本来なら懲戒免職処分となるはずの彼が、いまだに警察官でいるのは、ひとえに舅のお節介のなせる技であった。
 マジェスティーは、わざわざ日本にまでのこのことやってきて、仮処分の謹慎中である高城を家から引っ張り出し、本庁まで引きずっていった。
 そして、あのデモでインタビューに答えていたのは自分だと、証言したのである。
 そっくり同じ顔の男にそれを言われては、上層部も認めざるを得ず、高城の首は繋がった次第。
 無論、こんなお節介は高城の望むところではなく、マジェスティーに「何故こんなことを!」と非難した。
「決まってるだろう? お前のそういう顔が見たかっただけさ」
 そう答えたマジェスティーのしたり顔は、さすが朱煌の父親。
 高城はもはや反論を飲み込んで、苦笑するしかなかったのだ。




「すっかり様変わりだな」
 つい2年前まで寂れていた公園を見渡し、高城は懐かしげに目を細めた。
 楽しげな子供達の声がする。
 ここ1年で小奇麗なマンションが建ち、そこに住居を構えた家族の子供達である。
 マンションに程近いこの公園が、幼い子供を持つ母親たちからの嘆願により、自然いっぱいの新しい公園に生まれ変わっていたのだ。
 遊具そのものも、かつてあったものと総入れ替えされている。
「ちと、寂しい・・・かな」
 初めて出逢った時、朱煌が小さな体を預けていたブランコも、すでに記憶の中だけのもの。
 それでも・・・。
「良しにつけ悪しきにつけ、変わらぬものなどないということか」
 その呟きに被さるように、一際大きな、子供らの嬉々とした歓声。
 鬼ごっこをしているようだが・・・。
 鬼は走り回る子供全員らしく、一人の髪の長い青年をキャアキャアと追いかけている。
 青年も楽しげに笑っているが、その逃げっぷりは大人気ないくらい素早く本気。
 アスレチック風の遊具いっぱいを使って、立体的に逃げ回るので、子供らも悪戦苦闘のようだ。
 時折、青年はわざわざ立ち止まって、子供達をおびき寄せ、寸でのところでヒョイとかわす。
 悔しげに、それでも楽しげに、弾けるような笑い声。
 ただ追い掛け回していた子供達も、次第に青年の前に回りこんだりと、知恵を使い始めたようだ。
 その内に、バラバラだった追い組と先回り組が、連携を取り出したのがわかる。
 不意をつかれることが増えてきた青年の、驚いた顔が、子供達を喜ばせた。
 さて、どうしたものか・・・と、高城は苦笑した。
 せっかく良いところまできている鬼ごっこ。
 その獲物を横からアッサリ掠めたら、子供らに恨まれそうだ。
 さすがの青年も、息が上がっている。
 他の遊びをしていた子供もどんどん加わって、公園中の子供に追われているのだから、当たり前か。
 遊具の天辺に追い詰められた青年が、フワリと砂場に飛び降りた。
 しかし、そこには何人も子供が待ち構えており、とうとう青年の体にしがみついた。
「捕まえたーーー!」
 勢い余って砂場に尻もちをついた青年が、悔しげな声を上げつつ、笑う。
 ・・・昔は、楽しげな子供たちを、疲れた目で遠巻きに眺めていただけだった幼子。
「朱煌」
 子供達によってたかってまとわりつかれ、ヘトヘトになりながら笑っていた朱煌が、高城を振り返り、微笑んだ。
「お兄ちゃん、もっと!」
「また今度な。お迎えがきたから」
 朱煌がそう言って立ち上がると、一斉にブーイング。
 高城はヤレヤレと頭を掻いた。
 せっかく待っていたのに、結局、恨まれるのは変わらないらしい。
「じゃあ、またね! 絶対だよ!」
「ああ、約束」
 ヒラヒラと子供たちに手を振って、朱煌は高城の元に歩み寄った。
「お待たせ」
「ああ。砂まみれ」
「うん」
 撫でるように朱煌の髪の砂を払い、そのまま両腕を彼女の背に回す。
「また少し、大きくなったな」
「そかな」
「ああ。・・・おかえり」
「・・・ただいま」
 朱煌、18歳の誕生日。
 もう二度と離れまい、離すまい。
 声に出さぬまでも、互いの中で強く強く誓った日であった。
 ――――良しにつけ悪しきにつけ、変わらぬものはない。
 その呟きを、高城はいずれ悲痛な面持ちで噛みしめることになるのだが・・・・・・。




「日当たりいいね。布団干したら、ふかふかになりそう」
 初めて入った、新居となるマンションのベランダに出た朱煌は、手すりに体を預け、懐かしい街並みを眺めた。
「公園がよく見えるね。新宿署の独身寮も」
「・・・俺がここを新居に選んだ理由は、わかるな」
 朱煌は外を眺めたまま、コクリと頷いた。
 ここは、かつて朱煌親子が暮らしていたアパート跡地に建設された。
「お前の父親が・・・、橘が、瞳子に殺された場所だ。お前が、死んだ父に火をつけた場所だ」
「・・・ん」
「そして、俺がお前を疑った場所。お前を見離した場所」
「・・・あなたまで、そんな罪業を背負うことないよ」
「・・・まだ俺を怒らせる気か?」
「ガンガン背負ってください」
「あのな・・・」
 痛む頭を押さえつつ、高城はポンと膝を叩いた。
 外を眺めたまま、微動だにしない朱煌に、もう一度、膝を叩く。
 振り返った朱煌は、これでもかというくらい、ふて腐れて口を尖らせていた。
「何にもしてない。しかも、こうして戻ってきた。これ以上、何が不満だ」
「はい、そこ。言い分まで昔に戻らんでよし」
「だって、落ち着いて考えてみなよ?! 離れ離れだった愛する者同士が12年の時を経て、今、再会! 実に劇的! なんたる感動! ここは一発、希望あふるる輝かしい幸福な未来のみに目を向けてだな・・・」
「一発と言わず、百発でも」
「や、その一発ではなく」
「その・・・とは?」
 言葉に詰まった朱煌は渋々、リビングに入って窓を閉めた。
 おずおずと高城の前に進み出はしたものの、彼の膝とその顔を見比べ、一層、頬を膨らませる。
「船の上だったな。覚えてるか」
 覚えているからこそ、朱煌は拗ねているのだが。
「2年も前の話じゃん。執念深いな」
「殊、お前に関する事は忘れません」
「忘れた方がいいこともあらぁな」
「往生際が悪いとこは忘れたいな」
「今度はあなたが記憶喪失になってほしい」
「よしきた。じゃ、俺の代わりにお前が覚えててくれよ? 2年前、船上で俺はお前に何と言った?」
 舌打ち混じりに、朱煌は記憶の糸を手繰り寄せた。
「・・・妻が夫に黙って家を空けて・・・、ただで済むと思ったか・・・」
「ほう。で、それから?」
「・・・ラ・ヴィアン・ローズに結婚を認めさせたら・・・」
「させたら?」
「・・・・・・・・・意地悪。あ!」
 やおら手を引き寄せられ、朱煌の体は高城の膝の上に腹ばいに固定されてしまった。
「不意打ちなんて卑怯だろ!!」
「素直に膝に乗るなんて、端から思ってないからねぇ」
「気長に成長を待とうと思えよ!」
「成長してたら、お仕置きなんていらんよな」
「~~~~痛いーーー!!!」
 勢いよくお尻に振り下ろされた平手に、朱煌は情けなく悲鳴を上げた。
 どうにも懐かしい痛みであるが、決して懐かしみたくない痛みでもあった・・・。







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~ Comment ~

感動しました!泣きました!

書籍として常に手元におきたいです。
・(>_<) なんかもう興奮してよくわからなくなっていますが!!!
この小説に出逢えて幸せです。
沢山の人達に是非読んもらいたいです。書籍になるの待ってます。
(((o(*゚▽゚*)o))) 感動をありがとうございました。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
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