ラ・ヴィアン・ローズ

第18話【別離】

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         ―1991年―

「いってらっしゃい」
「いってきます。いいか、おりこうにしてるんだぞ。なるべく早く帰るから」
「信用ないなぁ。今日は成子さん達が帰ってくるから、ご馳走作るのに忙しいもん。おりこうにしてますよぉだ」
 ツンとそっぽを向いた朱煌の頭をグリグリと撫でて、高城は今年初めての出勤。
 彼を玄関まで見送りにでた朱煌は、ついでにポストから新聞を取り出してリビングに戻った。
 コーヒーをマグカップに注ぎ、それをすすりながらソファにかけて新聞を開く。
 実は高城に内緒で普通の新聞と別に英字新聞を取っているのだ。
 日本語になれるよう、ちょっとしたメモでも日本語を使うように言われているが、新聞は縦書きで読みにくいし、とにかく難しくていけない。
 それでもやっぱり新聞くらい読みたいので、こっそり配達してもらっている。
 しばらく文字を目で追っていた朱煌は、やがて手にしていたコーヒーをテーブルに置き、クシャリと新聞を握り締めた。




 高城が帰ると、帰国した成子が泣き腫らした目をして、リビングのソファにいた。
「どうした、帰国早々、夫婦喧嘩でもやらかしたか」
 窓辺に立つ虎丸も静かなのでそう思ったのだが・・・、静かといえば、朱煌の出迎えがないではないか。
 ふと・・・不安が胸をかすめる。
 成子の帰国の為にご馳走を作るんだと言っていたのに、こんな時間に出掛けているなど考えがたい。
「……成子、朱煌は?」
 成子は何も言わなかった。
 代わりに虎丸がテーブルから新聞を取り上げて、高城に差し出した。
 皺になった英字新聞。
 そこには小さく、瞳子の誤認逮捕責任追及の為の訴訟の記事。
「―――――あ……」
 声もなく、新聞を取り落とす。
 朱煌は再び、いなくなったのだ……。




 ヘリコプターの窓越しに見る、東京の街並み。
 おそらくはもう、二度と訪れることもないだろう。
 瞳子の記事を読んだ時、弾けるようにすべてを思い出した。
 もう…戻れない。
 朱煌はしばらく眼下の景色を眺めていたが、やがてシートに深くもたれて目をつむった。
「どうなさいます。今なら、まだ引き返せますよ」
 姫護…いや、アイフェンが静かに尋ねると、朱煌は肩をすくめてみせる。
「本当に、よろしいのですね」
「いいわけないだろ」
 いささかウンザリした調子で朱煌は頭を掻いた。
「どうせ皆、怒り狂ってるんだろ。あー、帰りたくない」
 アイフェンがやわらかく微笑むと、朱煌はヒョイと手を伸ばして、彼の顔を隠す人工皮膚を剥ぎ取った。
「姫護コウです~か。お前にしては、珍しいキャラ設定だったな」
「仕方ないでしょう。普段のままでは、新藤氏とキャラがかぶるんです」
「お前も色々、ご苦労なことだ」
「お人の悪い」
 朱煌は見えてきた横須賀米軍基地に停泊する空母に、表情を改めた。
「情況を聞こう」
「はい。国連が定めたザイエン撤退期限は残すところ七日。未だルマダ側に撤退の意思表明はなく、米ほか三十ヶ国の多国籍軍は、続々と湾岸に戦力を集結させています」
「布陣は」
「紅海側に米空母機動部隊、サラトガ、アメリカ、ケネディ、ルーズベルト。ペルシャ湾にレンジャー、ミッドウェー」
「ラ・ヴィアン・ローズの布陣はペルシャ湾だな」
「はい。『砂漠の盾』における布陣です」
「そして『砂漠の嵐』が吹く…か」
 ヘリが空母に着艦すると、甲板に降り立った朱煌の周りに兵士たちが駆け寄った。
 アイフェンがうやうやしく朱色の柄の日本刀を捧げると、朱煌はそれを手に取り、高々と掲げた。
「これより湾岸に航路をとる。ラ・ヴィアン・ローズ、出陣!!」
 高らかな宣言で、兵士たちの歓声が沸き起こる。
 朱煌の左手首には、あの薔薇のブレスレットが光っていた。




 朱煌が消えて、すでに一週間が経った。
 周防邸に毎晩のように介す顔触れは、新藤、黒荻、家主たる成子夫妻。そして……高城。
 特に会話は無い。
 各々がここに確かにいた朱煌の面影を、ぼんやりと追っているだけ。
 しかし、その日は違った。
 テレビのニュースがもたらした一報が、成子を号泣させたのだ。
 それはルマダがザイエン撤退を拒否し、開戦確実というものだった。
「成ちゃん、寝室に行こう」
 虎丸が腕を引いたのを振り払い、訝しげな高城の前に座り込んだ成子。
「ごめんなさい、善…。ごめんなさい……!」
 泣き濡れた顔を床に擦りつけるようにする成子を、虎丸が必死で連れて行こうとする。
 その様子に、高城は自分が道化であったことを悟った。
「お前たちは……全部知っていたというのか」
 声が震える。
 憤りが、全身を支配する。
「成子! お前は朱煌が何者なのかを知っていて、今まで黙っていたのか!」
 彼が初めて見せた激情に、成子は恐怖すら覚えて後退った。
「言え! あいつは…朱煌は今どこにいるんだ!!」
「……湾岸よ。ルマダ攻撃の為に、湾岸に派遣されているはず…」
 にわかには理解しがたい返答。
 高城は成子の胸ぐらを掴んで、壁に押しつけた。
「善、やめろ! 女性にすることじゃない!」
 虎丸が割ってはいると、今度は彼の首を締め上げる。
 見かねた新藤と黒荻が高城を取り押さえると、息を詰まらせむせ返った成子が、涙声で言った。
「あの子は……傭兵なのよ」
 力が抜ける。
 それでも警戒している新藤たちは、高城から手を離そうとはしなかった。
「ラ・ヴィアン・ローズという、傭兵師団があるの。とても大きな組織よ。あの子はそのラ・ヴィアン・ローズの№2。『紅蓮朱雀』という名で呼ばれ、各国首脳陣から絶大な評価を得ているのよ」
「成子女史のおっしゃる通りです」
 新藤の声に、目を剥く。
「まさか女史がご存知とは思いませんでしたが…。あの薔薇のブレスレットこそ、朱煌さんがラ・ヴィアン・ローズの総領姫である証なのです。……あのまま記憶が戻らないなら、言わずにおくつもりでした」
 成子たちだけでなく、新藤まで。
 彼は橘の情報網に精通しているだろうから、おそらく正確な事実なのだ。
 高城は黒荻に目を向けた。
 すると彼はうつむき加減で唇を噛む。
「お前も…か」
「違うわ、善。黒荻くんは朱煌のことは知らない。ただ…ただ、私が朱煌の空白の過去に関わっていたのに、気付いただけ……」
 刹那、高城が新藤の手を振りほどき、成子に殴りかかった。
 だが、その拳を受け、成子に覆い被さるように倒れたのは虎丸だった。
「善…、女性を殴るのに、こんな容赦の無い拳を振るうつもりだったのか」
「黙れ! 夫婦して俺をたばかりやがって……ッ」
 口の中を切って血が止まらないでいる虎丸を抱きしめて、成子は怯えきった瞳で高城を見上げた。




 周防邸を飛び出した高城は、闇雲に街中を歩き回った。 
 行き着いた先は、朱煌と出会い、そして再会したあの公園。
 ブランコに腰を下ろし、鎖がきしむ音に耳を傾ける。
「……傭兵、だと?」
 お国の為よと戦地に送り出される兵士でもなく、正義の為よと剣を振るう戦士でもない。
 金と引き換えに殺戮を働く、戦争請負人。
 刑事が対峙する犯罪者と、何の差がある? 
 その依頼主が大義名分をもつ国か、闇に蠢く犯罪者かというだけのことではないか。 
 『記憶が戻ればあなたといられなくなる』と、しきりに朱煌が怯えていた意味が、やっとわかった。
 もはや朱煌が父親殺しの犯人でなくとも、返り血にまみれた身であるのは動かざる事実なのだ。
 息がつまる。
 あの炎上するアパートで、橘の血に染まった小さな朱煌の姿が、まざまざと脳裏に蘇る。
 あの時、朱煌を行かせなければこんなことにはならなかったのに。
 いや、むしろ最初から出会うことすらなければ…。
 朱煌を知らずにいれば…。
 高城は両手で顔を覆った。
 駄目だ。
 もうそんなこと、考えられない。
 朱煌なくして、高城の人生たり得ない。
「朱煌……!」




 1989/1/17未明。『砂漠の嵐』作戦の幕が切って落とされた。
 開戦である。
「朱雀閣下に申し上げます。バグティオに向かう混成攻撃編隊の護衛隊、米空軍第七一戦術戦闘飛行隊が、ルマダ軍の単機ミラージュを撃墜した模様」
 旗艦ブリッジにて待機していた朱煌は、その報に髪をかき上げた。
「始まったか」
 立ち上がり、通信マイクを口に引き寄せる。
「朱雀空挺部隊はルマダ軍航空基地爆撃に向かう英軍トーネードを護衛。その際、発進するルマダ機はことごとく各個撃破せよ。主力部隊はラウジ軍と合流。地上戦に備えて待機」
 一息に命令を下した朱煌は、一度口を一文字に結んでから、再びマイクに向かった。
「諸君、忘れるな。我々が撃墜する機、爆撃する基地、そこにいるのは我らと同じ血の通った人間だ。忘れるな、我々は人殺しなのだということを」
 ブリッジの兵士たちも、朱煌が作戦開始前に必ず加える言葉を黙って聞き入った。
「諸君、生きて再び会いまみえん。それが叶わぬ時は……地獄で会おう!」 
 その凛とした声に、兵士たちの士気は否応なく高まっていった。




 リアルタイムで中継された史上初めての戦争である。
 高城はその映像を、食い入るように見つめていた。
 すべてを忘れようと仕事に没頭しても、このニュースは巷にあふれ、否が上でも耳に入ってくる。
 歯がゆい。
 あの朱煌のことだ。
 総領姫という高い地位にいても、安全な後方で甘んじている訳はなく、最前線で戦火に身を晒しているに違いない。
 ニュースが終わりCMが始まって、慌ててテレビを消す。
 画面では成子が笑っていたのだ。
 一緒にテレビを見ていた同僚から苦情が来たので、高城はその場を離れてデスクに戻った。
 成子の告白からかれこれ二週間、高城は署に泊り込んでいた。
 最初は成子の顔も見たくなかったからだが、冷静になってくると、激情のままに彼女を責め立てたことが恥ずかしくなり、顔を合わせづらくなったせいだった。
「見てましたよ。何やってんです、あなたは」
 新藤の声に振り返りかけて、やめる。
 子供染みていると思うが、彼が橘筋の人間で、しかも成子同様、朱煌の空白の過去を知っていて黙っていたのだと思うと……。
 いきなり腕を掴まれて、新藤に刑事部屋から引きずり出された。
「おい、放せよッ」
 言ってはみたが、てんで無視の新藤は、高城を取調室まで連れてくると、無理矢理窓側の席に座らせた。
「ガキ。いい加減にしないと、怒りますよ」
 バンとデスクに手をついて、新藤は高城を睨み据えた。
「…そろそろ帰っておあげなさい。今更成子女史ひとりを責めて、どうなるというんです」
「そんなこと、わかってる」
「だったら…」
「悪いがな! ……今、お前がどういうつもりでそれを俺に説いているのか、勘ぐっちまうんだよ……」
 乗り出していた体を引くと、新藤は一度開きかけた口を一文字に結んだ。
 しばし重たい空気。
「……私が橘唄子の手駒だからですか」
 沈黙で肯定した高城に、新藤は天井を仰いだ。
「…ムカつく」
 らしくない呟きに、思わず高城は目を瞬いた。
「どいつもこいつも、俺を何だと思ってやがる。橘の手駒? 俺だって、ひとりの人間だ!」
「お、おい、新藤…」
 初めて聞く荒い語調に、高城はどう対処していいかわからず、とにかく椅子から立ち上がろうとすると、新藤に肩を掴まれ椅子に戻されてしまった。
「いいか。十年、十年だ! 本当だったら朱煌が炎に消えたあの時点で、警官なんか辞めて、朱煌の捜索に奔走したさ。それが橘に与えられた俺の義務だ。だが、俺は警官のまま、あんたの友人のまま……!」
 支離滅裂。
 限りなく、新藤らしくない。
「聞いてるのか?! あんたが取るに足らない男なら、宣戦布告なぞするものか! ギリギリまで利用して朱煌を掠め取るくらい、俺には簡単なんだッ。それを……!」
 わざわざ橘の手の者だと明かし、朱煌の許婚であることを告げた。
 あのまま黙っていれば、朱煌にもっと近付き易かったろうに。
 高城のような一般人より、橘ほどの財界人なら傭兵組織に接触できる可能性が高い。
 つまり、新藤の方が現在は立場的に有利なのに……。
「……お前、素直じゃないなぁ」
 高城が苦笑すると、新藤は我に返ったように顔を紅潮させ、さらにそれを隠すべく、片手で顔を撫でた。
「そうだな、十年だ。俺たちは、ずっと友達だった」
「……これからは、どうします……?」
 愉快な程に、新藤が言い難そうに言うから、これはもう、笑うしかないではないか。
 それが回答だと新藤はわかってくれるだろうと高城は思う。
 だから、それ以上は何も言わずにおいた……。




「……おかえりなさい」
 玄関をくぐった高城に、成子は涙をこぼした。
 そんな彼女の肩を叩き、リビングへ。
 そこにはまだ薄っすらと頬に痣のある虎丸が、暇そうにソファに寝転がっていた。
 彼は高城の姿を見止めると、ムクリと起き上がって痣を指差す。
「お陰で仕事いくつかキャンセルだよ。損害およそ一億」
「人間、たまには休暇も必要さ」
 軽口で返してはみたが、虎丸が庇っていなかったら、成子をこんなにひどく殴っていたのかと思うと、胸がつまる。
「善、夕飯は?」
 傍らに立った成子に、高城はやんわりと微笑んだ。
「今日は済ませてきた。明日はここで食べるよ」
「そう…。善?」
「うん?」
「…ごめんなさい…」
 再び涙を堪えきれなくなった成子の嗚咽。
 高城はそっと彼女を抱き寄せて、その背中をあやすように叩いた。
「こら、そこ! 夫の目の前でいい度胸だ」
 虎丸が喚く。
 成子がクスクスと笑った。
 今まで通りの時間が戻る。
 ただここには、朱煌がいない……。




 雑然とした刑事部屋を離れた、久々の静かな夜。
 成子がポツリポツリと、朱煌との再会の過去を語った。
「ずっとスター街道を歩いていた私が、落ち目になった頃があったでしょう」
 それは十年前、高城と別れてから始まった。
 私生活は荒れて高飛車な態度が煙たがられて仕事も減り、持ち前の演技力すら色あせて、周防成子もここまでかと嘲笑される日々。
「そんな時、特番で難民と売れっ子アイドルの交流を撮ろうってドキュメンタリーの企画が持ち上がってね、私にそのアイドルのアシスタントって仕事が回ってきたの」
 それなら高城も覚えている。
 そのアイドルこそ虎丸。
 このドキュメンタリーが二人の馴れ初めだったはずだ。
「ムカついたけどね。仕事を選り好みできる立場ではなくなっていたし、ヤケクソで引き受けて、内戦間もない中近東の小国に飛んだの。そこで私たち撮影班の護衛に派遣されてきたのが、ラ・ヴィアン・ローズの朱雀小隊だったわ」
 両手を握り締めた高城は、たまらず立ち上がり、窓辺にもたれた。
「馬鹿にされたと思った。だってその小隊の隊長ってのは、ほんの小さな子供なんですもの。生意気にゴーグルで顔を隠して、自分の背丈と変わらない朱色の柄の日本刀を持ってた」
 高城は唇を噛む。
 日本刀……かつて朱煌に剣術を指南した師範は、朱煌を「剣鬼」と称した。
 戦いの中にあれば、英雄たれる危険な素質の持ち主であると…。
「最初は私も気付かなかった。髪も背も伸びていて、華奢だった体も鍛え上げられていたし。あの子の方は女優の周防成子と知っていたのだけど」
 成子は苦笑めいて髪をかき上げた。
「あの子の部下が言ってたわ、姫さんは何を荒れてるんだって。きっと私に苛立ってたのね。やけに私に突っかかってきたし」
 そういえば、記憶のない朱煌を成子はずいぶん可愛がっていたから、すっかり失念していたが、十年前の朱煌と成子は寄ると触ると喧嘩ばかりだった。
「生意気なチビにムカついて、ある日、ゴーグルを取り上げてやった。そしたら、朱煌じゃない。驚いたなんてもんじゃなかったわ」
高城は行き場のない拳を壁に打ち付ける。
「あの時、あなたの元に連れ戻すべきだったのは、わかってた。いくらあの子が拒否したからって、戦場に置き去りにするなんて、してはいけなかった」
 もはや責めまい。
 責めたところで朱煌が戻るわけでなく、染み込んだ返り血が拭い去れるわけでもないのだから。
「当時のラ・ヴィアン・ローズはまだ、傭兵ギルドを脱退したばかりの小規模集団だったわ。けれど朱煌の稀有な才能が短期間で各国首脳陣や軍部を魅了し、ラ・ヴィアン・ローズの主軸たるマジェスティー・C・アースルーラー将軍の契約絶対重視の姿勢も相まって、見る間に世界屈指の傭兵組織へ発展してしまったわ」
 成子はじっと窓辺の高城を見つめた。
 そしてしばらく押し黙っていたが、やがて意を決したように口を開いた。
「私、あの子がどうやって彼らと知り合ったかまでは知らないの。でも、何故行動を共にしたかは、わかる」
 高城の元に歩を進めた成子は、悲しげに高城の頬に触れた。
「ラ・ヴィアン・ローズ総統にして朱煌の養父たるマジェスティー将軍は……あなたに、生き写しなのよ」
「――――!」
「善…、私、これからひどいことを言うわ。今度こそ殴っても構わなくてよ」
 高城は苦笑いして首を横に振った。
「あのね、あの子はとても大切にされているわ。将軍を『パパ・ジェスティー』と呼んで、あの子も慕ってる。だから…だからじゃないかと思ったの」
 成子はゆっくりと噛み締めるように言葉を紡いだ。
「記憶をなくしたあの子が不安に怯えることなく、あなたをああまで求めたのは、十年前の『お兄ちゃん』でなく、『パパ・ジェスティー』の面影をあなたに重ねたからじゃないかって……」
 声もなく、夜の鏡となった窓に映る自分をみつめ、高城は乾いた笑みを浮かべた。





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