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フォスター家【オルガ番外編】

登場人物紹介 第二弾【モートン】

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さて、お次はヴォルフにしようかと思ったのですが
フォスターのお対はやっぱりモートンかな?と。

本編第一話から登場している彼ですが、実は、出した時はここまで食い込んでくるキャラ設定ではありませんでした。
本編の第一話で、フォスターの手袋を受け取って、招待状を云々する相手。。。というだけのつもりで登場させた人です。

それが、第一話の途中からと、二話、三話と進める内に、フォスターの良き助言者の立ち位置になり。
むしろ、彼がいたから話が膨らんだ感じ。

私がストーリーを書き出す上で、最初から決めたキャラより書いている間に生まれたキャラの方が話を引っ張ってくれるのはよくあることなので。。。
(早い話がいつも見切り発車)

てなわけで。

■モートン

ちなみに姓です。
名前は考えてません(^^;
どんな名前が合うのであろうか。。。

フォスター伯爵家現当主(アーサー四世)の執事。

平素はディレクターズスーツ。
(これは作者の勝手な好み。ホテルのバトラーが良く着てるので。。。)

催事の際は燕尾に白タイ。
(これも単に私の好み。。。)

催事を終えて上着を脱いだ白シャツ・ノータイ・カマーバンド姿で
使用人フロアにてスフォールドとくつろいで語らうモートンが書きたい。。。
それが書きたくて「フォスター家の舞台裏」をシリーズっぽくしているのに
なかなか到達できないよーん。

フォスターが四歳の頃に拾われる形で彼の養育係の従僕としてペリドット家に就職。

その人柄は温厚篤実。
物静かで柔な物腰に定評有り。
でも、怒らせると怖い(笑) 滅多なことでは怒りませんけどね。

生まれは牧場も営む農家。子沢山家庭の長男です。
将来、お仕置き画家となる少年と幼馴染だったりします。
本人は親の跡を継いで農家で一生を終えるつもりでしたが、十歳の時、家畜が狼に襲われて全滅。借金を抱えた家の為に、王都に出稼ぎに出されます。
それで就職したのがヴォルフ侯爵家。

勤勉で実直な働きぶりでコツコツと。
下男見習い、庭師見習いを経て、下男へ。そして小姓に昇進。更に近侍へ。そして従僕にまで昇格しました。
ひとえに実家への仕送りの金額を増やすため。
働き詰めの生活自体は、実家とさほど変わらないので辛くはなかったけれど、父や母、弟妹たちと離れて暮らす生活には、なかなか慣れることができずに、夜な夜な枕を涙で濡らしていたようです。
その寂しさが、彼を寂しい相手に手を差し伸べる気質に育てたのかも。

フォスター伯爵家に拾われてからは、「お兄ちゃん」ができました(笑)
スフォールドには今でも頭が上がりません。
言いたいことを言える間柄ではありますが、「言いたいことを言わせてくれている」のは、わかっているので。。。

ヴォルフ侯爵家でも、ずっと良い子できていたモートンが、お尻を叩かれるなどという子供のようなお仕置きをされたのは、実はスフォールドが初めて。

「叱ってくれる人がいる」という安心感が、モートンをまたひとつ成長させてくれたのかな?

フォスターの良き理解者であり相談相手であり、なくてはならない存在。

フォスターのことも、ヴォルフのことも、愛おしくて、大切で。
欲張りな自分を反省しつつも、自分が育てたフォスターがヴォルフを大事にしてくれていることが、嬉しくて。


 スフォールドは、ふと耳に届いた微かな鼻歌に苦笑した。
「ご機嫌だね。お前の鼻歌なぞ、仕事中に初めて聞いた」
「あ。失礼しました・・・」
「銀器保管庫は裏だから、かまわんがね。・・・・・・良かったな。セドリック様が喜んでくださって」
 磨いていたスプーンに映る自分の顔を見つめるようにして、モートンは頷いた。
 ずっと、不安だったのだ。
 もし自分が昔いなくなった男とヴォルフが知って、拒絶されたらと。
「モートン。鼻歌混じりでもいいから、手を動かしてくれないかね?」
「あ。重ね重ね失礼を・・・」
「しかし、セドリック様も無茶をなさる。確かめたいから馬の後ろへなどと」
「まったくです。肝が冷えました」
「子供の頃の思い出同様に叱られるとか、考えないかね、普通」
「あ」
 しまった。
「ん?」
 あの時、つい。
「いえ」
 嬉しいやら。
 今までの心配やら。
 一気に吹き出して。
「モートン」
 こう、色んな思いが交錯して。
「・・・モートン?」
 いの一番に叱るべきことを。
「何故、目を逸らす?」
 有り得ない、うっかりを・・・。
「なるほど。我を忘れたかね。で、肝心なところを叱り損ねた・・・と」
「~~~。スフォールド! 後ろに立たないでください! 気が散ります!」
「気にするな。銀器が磨き終わるまで、独り言を言うだけだ」
 それをお小言と言うのでは。
「まあ、話している間に、うっかり、お尻に手が当たってしまったら、すまないね」
 モートンは久しく背中に感じる嫌な汗に、目の前の銀器類を眺めた。
 小一時間で、済む気がしない・・・。



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~ Comment ~

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~さま

早速のコメント、嬉しくありがたいですm(_ _)m

モートンたちを好きでいてくださってありがとうございます!
脇を固めるキャラを好いていただけると、とても嬉しいv

信頼と尊重同士の相手とか、その前で気を抜くその瞬間とか
私も好みのマストのシチュエーションです(笑)
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