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【  2017年04月  】 

道化師とお小言Twenties5

道化師とお小言【オルガ番外編】

2017.04.29 (Sat)

 一つ、当主たるもの使用人を振り回さぬこと。 一つ、お忍びに出る際は、必ずスフォールドの許可を得ること。 一つ、お忍びには、必ずスフォールドを随行させること。 一つ、自分がフォスター家当主に不向きと言わぬこと。 一つ、起床時間厳守のこと。 一つ、仕事には真摯な姿勢で臨むこと。 一つ、スフォールドが見定めた時間で、お忍びから帰ること。 一つ、主従の間で嘘は厳禁。 一つ、スフォールド同伴時以外、自動車...

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嗜好の行方

フォスター家【オルガ番外編】

2017.04.27 (Thu)

 臣下より国王への陳情・嘆願がなされる際は、その内容が私欲にまみれたものではないかを審議する為、高位の貴族が同席するのが常である。 陳情を携えた謁見者が最高位の公爵である場合は、同格の公爵と下位の貴族の二名がその席に着く。「・・・陛下、僭越ながら申し上げます。その同格の公爵と下位の者が血を分けた親子と言うのは、些か公平性に欠けると愚考いたしますが」 同席者の選任は国王の役目である。 選出されてその...

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シシィの行儀見習い

シシィの日常

2017.04.24 (Mon)

 道行く誰からでもお仕置きを受ける為に、ロレンス家の屋敷の門前に立たされている女がいる。 そんな噂を聞きつけた幼馴染の青年、カイルの手によって救い出されたシシィ。 今までのシシィへの仕打ちが明らかとなったルイーザが、仕事先から戻った父に連れて行かれた彼の私室のドアの向こうでわんわんと泣いているのが、シシィに聞こえた。「あーん! ごめんなさい、お父様! ごめんなさい! ごめんなさい! もう許して! ...

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フォスター家の舞台裏8

フォスター家の舞台裏【オルガ番外編】

2017.04.23 (Sun)

 いつも通りの朝。 主人を起こし、彼の身支度を整える。 特に会話はない。 ただ淡々と、いつも通りに。「・・・モートン」「はい、旦那様」「ん」 最後の仕上げにたった今、主の胸に差したばかりのポケットチーフが抜き取られて差し出された。「涙」「・・・恐れ入ります」「モートン」「はい、旦那様」「・・・ありがとう。これからも、私と・・・妻と、我が家を頼む」 主が照れ隠しのように押し付けてきたポケットチーフで...

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人騒がせザリガニのこと。

あとがき

2017.04.20 (Thu)

このお話は「道化師とお小言」なのか? それとも「フォスター家」のざっくり括りか?そんなしょーもないことを悩んでいたら、UPするのを忘れていました。。。ヽ(´▽`)/ヒャッホウま、なんか全員いるし、カテゴリは「フォスター家」ということで。それとー。これはザリガニ漁が乱獲により期間を定められる以前のお話という設定です。でないと、クラウンが王都にいる時期が、結婚式控えた春先という設定の中に収まらないので。更にどーで...

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人騒がせザリガニ

フォスター家【オルガ番外編】

2017.04.20 (Thu)

 フォスター家の庭園は、領地を模した配置で造作がなされている。 庭園の小ぶりの人工池は湖。 そこへ流れ込む人口の小川は河川のミニチュア。 サラサラと耳に心地よいせせらぎの傍らに設えられた東屋でお茶の支度をしていたモートンは、ふと周囲を見渡した。 先程まで小川周辺を語らいながら散策していた主人と元主人の姿がない。「おや」 よくよく見れば、二人して小川の縁にしゃがみ込んでいた。 青年二人が丸めた背中を...

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道化師とお小言Twenties4

道化師とお小言【オルガ番外編】

2017.04.06 (Thu)

 怒りに任せて振り下ろされたステッキを受け止めた白い手袋の手の平が、ジンジンと疼く。 指を掠ったら骨折ものであった。 我ながら軽挙に出たものだと、苦笑。「・・・無礼者。命令もなく動くとは、差し出がましいぞ」 ステッキを引いたスペンスが眉をひそめた。「命令ならば下りました。不向き禁句の約束は、主についていくという私の誓い。主がその約束を違えないならば、ついて来いという命令。ならば、私はフォスター家御...

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道化師とお小言Twenties3

道化師とお小言【オルガ番外編】

2017.04.03 (Mon)

 フォスター伯爵領ペリドット家の第十二代当主アーサー三世は、亡くなった先代当主の跡を継ぎ、十九歳で伯爵号を国王より叙位された。 現在、二十歳。 フォスター伯爵となった彼は領主としての役割を果たす一方で、王都での貴族議員として国政にも携わる、多忙な日々を過ごしていた。 他の貴族もその点は同じだが、圧倒的に差が生じるのは、上流階級同士の社交にのみ忙しいわけでなく、領民や国民の声に積極的に耳を傾けて、彼...

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