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【  2016年11月  】 

盟友2

盟友【オルガ番外編】

2016.11.29 (Tue)

 老婆に案内されてバーラウンジ風に設えられた店内に足を踏み入れた青年ワイラーは、安っぽい雰囲気とはいえ、ただ酒を飲んでくつろいでいる男性客たちを見渡して、胸をなで下ろした。 この五つ年長のクラウン(道化師)とその執事に連れ込まれた先で、酒池肉林の風景が繰り広げられていたらどうしようと、内心ヒヤヒヤしていたのだ。 若干二十五歳の彼に、そんな光景は刺激が強すぎる。「ふふ~、乱交パーティーでも想像してい...

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盟友1

盟友【オルガ番外編】

2016.11.28 (Mon)

「居候が増えたせいで、要らぬ客のお運びが増えて困る」 執務机の椅子にふんぞり返ったヴォルフの発声に、フォスターは口に含んだお茶を危うく吹き出すところだった。 どうにか持ちこたえてお茶を喉の奥に追いやると、自分の執務机に顔を伏せて笑いを堪える。 フォスター家からしてみれば、この屋敷は領地から居を移した父、元フォスター伯爵ことローランド公爵の持ち物であり、ヴォルフこそが居候だというのに。 まあ、自分を...

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お仕置き実験

盟友【オルガ番外編】

2016.11.28 (Mon)

「では、もう二度とお仕置きなど受けずに済むようにしなさい。下がってよし」 メイドは満遍なく赤く染まったお尻に自らドロワーズを引き上げたが布が擦れて痛んだようで、泣きべその顔を更にしかめた。 それでも、いつまでもここにいたくないらしく、お尻をさすりながら急いでドアに向かう。「待ちなさい」 メイドは彼の声にビクリと身を竦めて振り返った。「黙って立ち去るのかね?」 これを言うのは恥ずかしい。けれど、言わ...

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育ての親と育った子

フォスター家【オルガ番外編】

2016.11.27 (Sun)

「ヴォルフ」 静かな呼びかけに、執務机の前に立たされたヴォルフはビクンと肩をすぼめて、机の向こう側に掛けるフォスターを上目遣いに見た。「もうしないと、約束したよな?」 ゆっくり、ゆっくりとではあるが、それでも暴君と呼ばれた頃から比べれば、随分と穏やかになってきたヴォルフ。 だが、それは心を許した相手に限ってのことで、顔見知り程度の使用人に対しては、まだまだかつてヴォルフ邸で奔放に振舞っていた時のよ...

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オルガ番外編のこと

あとがき

2016.11.25 (Fri)

あとがき・・・ではないですが。オルガ番外編を別カテゴリーに移しました。何か増えてきたので(^_^;)そうして本編部分が多少スッキリして、ふと気付く。おおう( ̄▽ ̄;)!!話数が三十七話からいきなり三十九話に飛んでいるではないか!!一瞬、たまにやらかす下書きと間違えて記事管理の削除をやらかしたのかと思ったのですがワードの方の原稿見ても、単なる話数記載間違い。ふふヽ(´▽`)/四十話きっかりで終わらせたつもりだったの...

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ルイーザ

シシィの日常

2016.11.25 (Fri)

「私の物に勝手に触らないでよ! この泥棒猫!」「ひどいわ、そんな言い方! 大事なものなら、ちゃんと片付けておけばいいでしょ! リビングなんかに出しっ放しにしておくから、いけないんじゃない!」  今日もロレンス家に響き渡る、姉妹ゲンカの声。  以前は姉ルイーザの折檻を恐れて、何も言い返せなかったシシィだったが、今はもう違う。 同じロレンス家の姫君として、対等に言い返す。 何しろ、下町育ちのシシィは、...

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シシィの日常2

シシィの日常

2016.11.25 (Fri)

 毎朝の晒し折檻の後、ルイーザがシシィを部屋に呼びつけるのが習慣になった。 お仕置き確認である。 あまりぶたれていないようなら、ルイーザが仕上げにお尻をぶつ。 震えながらお尻を出すシシィのお尻は、大抵真っ赤になっていたので、ルイーザの手を煩わす日は少なかった。 だが逆に、真っ赤に大きく腫れ上がっている日は多い。 熱を帯びたお尻の前に屈むと、自分の顔まで熱いものを感じるくらいだ。――――痛そう・・・。 ...

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シシィの日常1

シシィの日常

2016.11.25 (Fri)

 シシィには信じられなかった。 まさか、自分が貴族の落とし種だなんて。 でも、夢でも何でもいい。 毎日働きづめの生活から抜け出せるなら・・・と、言われるままに、使者についていった。 けれど、そこで待っていたのは、滅多に会えない父と、シシィを下女としか思ってない腹違いの姉。 ――――こっちが夢なら良かったのに・・・。 シシィは十五歳で、初めて自分で選んだ道に対して「後悔」という言葉の意味を学んだ。 些細...

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道化師とお小言Teens3

道化師とお小言【オルガ番外編】

2016.11.22 (Tue)

 父親のフォスター老伯爵のお供で、他家のパーティーやクラブの会合に訪れることの増えたクラウンが、最近、会場から姿を消したら必ずいる場所がある。 今日も付き添い使用人の控えの間で時間潰しの読書をしていた近侍のスフォールドは、「また息子が姿をくらました」という主人の伝言を受けて、溜息をついて本を閉じた。 最近、頻繁なのでちっとも読書が進まない・・・。 いっそ、会場を抜け出した彼が必ずやってくる場所で、...

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フォスター家の舞台裏2

フォスター家の舞台裏【オルガ番外編】

2016.11.20 (Sun)

 確か、地理の授業中だったか。 つまらない先生の話が脱線して、東洋のことわざの話をしていたのは、面白かった。 その時、今のこの状況を実に適切に表現したものがあった気がする。 天に唾する? ・・・違うな。 因果応報? ・・・近い。 もっと適切な、まさしく現状にぴったりと当てはまるものがあったはず。 ・・・・・・天網恢恢疎にして漏らさず。うん、これだ。 そんなことを考えながら、市場の売り子をしている自...

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